ブライダルチェック

ブライダルチェックとは

妊娠や出産に影響がある病気の有無をチェックする目的で行います。
子宮、卵巣の病気や性感染症は自覚症状がないことが多く、病気を放置すると、不妊症や赤ちゃんの先天的な病気につながったり、流産・早産につながったりすることがあります。
ブライダルチェックを受けるタイミングは結婚前・結婚後のどちらでもかまいません。
ご自身のからだと向き合い、すこやかな生活を送るために、妊娠を意識したらブライダルチェックを受けましょう。

ブライダルチェックの流れ

※ブライダルチェックはすべて自費診療となります。保険診療と同日には行えませんので、ご了承ください。
※採血・経腟エコーでは排卵前の状態をチェックすることが大切です。
 受診のタイミングは生理の3日目から10日目までが望ましいです。

①当院のホームページから「婦人科診療」の予約をお取りください。メモにブライダルチェックとご記入いただきますと受付時にスムーズです。
②診療当日に受付で検査項目をお選びください。
すべての項目がおすすめですが、健康診断などで実施済の項目があれば、検査結果を持参の上、ご相談ください。
当院の受診が初めての方は診療前に問診票をご記入いただきます。
③診察室で医師の問診後、内診室で子宮がん検診、淋菌・クラミジア検査、経腟エコー→検査室で採血→お会計の流れになります。
④検査の2週間後を目安に「婦人科診察」の予約枠で受診し結果をお聞きください。

ブライダルチェック一覧

●ブライダル採血:11,800円

血液で排卵や妊娠の成立・維持に関わるホルモンのバランスに異常がないかを調べます。
また妊娠前の健康チェックとして糖尿病・貧血などがないか、母児感染のリスクとなる梅毒に感染してないかを調べます。
・女性ホルモン(E2、LH、FSH)
・プロラクチン
・甲状腺ホルモン(TSH、fT3、fT4)
・糖尿病チェック(HbA1c、血糖)
・貧血・梅毒

●淋菌・クラミジア検査:4,200円

内診でおりものを採取して性感染症の有無を検査します。
クラミジアや淋菌の感染は、卵管炎・骨盤内感染症や不妊症の原因となることがあり、注意が必要です。

●経腟エコー:2,000円

腟からの超音波検査で、子宮や卵巣の大きさ・形などを診ていきます。
子宮筋腫、子宮の形の異常、子宮内膜症や卵巣のう腫など、婦人科疾患を自覚症状のない段階で見つけることができます。

●子宮頸がん検診:3,000円

子宮頸部(子宮の入り口)をこすって細胞を採取し、がん細胞や異形成(がんになる前)の細胞の有無を顕微鏡で調べます。
20代、30代の女性が患うがんの中で最も多いのが子宮頸がんです。
早期発見が大切なので、1~2年毎の検診をお勧めします。

●風疹抗体価検査:2,000円

血液で風疹に対する抗体の量を調べます。妊娠初期に風疹にかかると、赤ちゃんが「先天性風疹症候群」という重い病気を発症してしまうことがあります。
妊娠を希望する際には、風疹抗体価検査を受け、抗体の値が少ない場合は必ずワクチンを接種しましょう。風疹ワクチン接種後は2か月間の避妊が必要なため、早めの検査をお勧めします。


浜松市在住の妊娠を希望する女性および妊娠している女性の同居家族の方は、風疹抗体検査を無料で受けることができます。詳しくは浜松市ホームページをご参照ください。
他地域の公費助成につきましては、お住まいの自治体にお問い合わせください。

2022年2月27日